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現役教師は知っている! 言うことを聞かない子のママがやっているNG言動20選

こんにちは。学級の子どもたちと外遊びをしていたら、思いっきりコケて「先生、大丈夫??」と優しく声をかけてくれた子どもたちに感動を覚えたノボルです。

教育、子育て、習い事を共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や仕事と家事に追われるママパパさんの力になりたいと発信しています。

私ノボルは現役小学校教師11年目になります。これまで、1年生の担任から6年生の担任まで全学年担任を経験しています。

10年以上の教師人生と我が家でも7歳の娘と4歳の息子を持つ父親です。失敗や挫折を繰り返し、ようやく子育てと教育には共通するものがあるなという答えに辿り着くことができました。

さて今回は「言うことを聞かない子どもへの対処法」編ですね。

「先生、この子、本当に言うことを聞かないんです…」——そんなお悩みを抱えるお母さんはいませんか?しかし、実はその子どもの態度、もしかしたら親であるあなたの言動が影響しているかもしれません。

いぬ先生

わたしも聞いておきたいワン!

子どもが言うことを聞かない理由には、発達段階や個性など様々な要因がありますが、「親の何気ない一言」がその態度を悪化させているケースも少なくありません。

例えば、過剰に干渉したり、何でも否定的に接したりすることで、子どもの自主性が損なわれ、反発心が生まれることがあります。

ねこ先生

これは、子育てだけじゃなく学校現場でも知っておくとよいニャン!

ノボル先生

声かけ1つで子どもは大きく変わります!ぜひ試してみてくださいね!

この記事では、現役小学校教師として10年以上の経験を持つ筆者が、子どもたちの姿を見続けてきた中で「これは絶対にやめてほしい!」と感じたNG言動を厳選して20個ご紹介します。

日常の中で知らず知らずのうちにやってしまっている行動を振り返り、改善するきっかけを見つけてみませんか?

これを読むことで、親子関係が劇的に変わるヒントを掴むことができるはずです!ぜひ最後までお読みください。

この記事に書かれていることは・・
  • 子どもが言うことを聞かなくなるNG言動
  • NG言動を改善するための具体的なアクションプラン
  • 子どもも大人も笑顔になる接し方

ざっとあげただけで、これぐらいですね!

今回は、こんな人に読んでもらいたいです。

読んでほしい
  • 子育てに悩んでいるパパ・ママさん
  • これから子育てをするプレママ・プレパパ
  • 教育や保育に関わる先生

子どもも大人も笑顔に。

ボクがこうして情報を発信しているのは、子どもも大人も笑顔である生活をたくさんの先生にしてほしいからです。

まずは、ノボルの自己紹介から!

ノボル先生ってこんな人!
  • 『大人も子どもも笑顔になる』がモットー
  • 現役小学校教師11年目。1~6年全学年担任経験あり
  • Q-Uによる学級満足度90%越え
  • 教育、ビジネス、自己啓発などを中心に年間100冊以上の書籍を読破
  • 義務教育学校経験。小学校に所属しながら中1社会を担当経験
  • 学年主任の経験
  • 学級担任に加え、人権主担・生活指導部長・道徳推進教師など複数の校務分掌を掛け持ち
  • 病休経験→働き方を見つめマインドを整え小学校教員として復活
  • 娘と息子をもつ2児の父親『行動で示すカッコイイ父ちゃん』が目標
  • 1年間の育短(週に3日勤務、2日を育休)経験
  • 仕事と家事の両立をめざし、時短家事コーディネーター資格取得
  • 30歳を機に、フルマラソン挑戦。以降、毎年フルマラソン参加。

言うことを聞かない子のママがやっているNG言動前半

まずは、前半の10個を紹介しますね。

NG言動
  • 頭ごなしに「ダメ!」と言う
  • 感情的に怒鳴る
  • 叩いて言うことを聞かせる
  • 何度も繰り返し怒る
  • 「捨てちゃうよ」
  • 「鬼・おばけがくるよ!」
  • 恐怖を与えて叱る
  • 閉じ込める、外に出す
  • テレビ禁止にする
  • 罰を与える

順番に説明していきましょう。

頭ごなしに「ダメ!」と言う

子どもが何か失敗したり、望ましくない行動をしたときに、反射的に「ダメ!」と否定するのは簡単ですが、この言葉だけでは子どもにとっては何がダメなのか、どうすればいいのかがわかりません。

例えば、子どもがリビングでボールを投げた場合、ただ「ダメ!」と言うのではなく、「ボールは外で投げようね」や「ここで投げると物が壊れるよ」と理由を添えて伝えることで、子どもは納得しやすくなります。「ダメ」の繰り返しは、子どもの自信を奪い、指示を無視する原因にもなり得ます。子どもにとって「次にどう行動すればよいか」を教えることで、言葉がけが効果的になります。

感情的に怒鳴る

つい感情的になって声を荒げてしまうことは、どの親にもあります。しかし、怒鳴ることで子どもは一時的に静かになるかもしれませんが、恐怖心から親の言うことを拒絶するようになります。

例えば、宿題をやらずに遊んでいた子どもに対し、感情的に「なんでやらないの!」と怒鳴るのではなく、深呼吸して落ち着いたトーンで「宿題が終わったら一緒に遊ぼうね」と提案することで、子どもも安心感を持ちながら行動を変えやすくなります。怒鳴るのではなく、冷静に伝える努力が親子関係をより良いものにします。

ノボル先生

声かけ1つで子どもは大きく変わります!ぜひ試してみてくださいね!

叩いて言うことを聞かせる

叩く行為は、子どもにとって大きな恐怖心を与えるだけでなく、暴力が問題解決の手段だという誤った学びを与えてしまいます。

例えば、兄弟げんかをしているときに叩いて止めようとすると、子どもは親の力を恐れて一時的に従いますが、根本的な解決にはなりません。代わりに、子どもたちに冷静に話し合う時間を設け、互いの気持ちを伝えさせることで、問題解決能力を育てることが重要です。

何度も繰り返し怒る

同じことを何度も注意されると、子どもは耳を閉ざしてしまい、注意そのものを無視するようになります。

例えば、片付けをしない子どもに対して、「何度言ったらわかるの!」と繰り返す代わりに、片付けをゲーム感覚に変える工夫をしてみましょう。「おもちゃをカゴに入れるのは誰が一番早いかな?」と声をかけると、子どもは楽しみながら行動するようになります。親の言葉が届くようにするには、飽きさせないアプローチが鍵です。

ノボル先生

声かけ1つで子どもは大きく変わります!ぜひ試してみてくださいね!

「捨てちゃうよ」

片付けないおもちゃや使わないものに対して「捨てちゃうよ」と脅すのは、一時的に効果があるように見えますが、子どもにとっては信頼を損なう原因になります。代わりに、「このおもちゃを使わないなら、他の子に譲るのはどう?」と提案することで、子ども自身が選択する力を育てることができます。脅しよりも、建設的な提案で子どもの行動を促しましょう。

「鬼・おばけがくるよ!」

子どもを怖がらせて行動をコントロールするのは、短期的な効果しかありません。例えば、寝ない子どもに対して「早く寝ないと鬼がくるよ」と言うと、その場では寝るかもしれませんが、夜になると不安を感じるようになる可能性があります。「早く寝ると明日楽しいことが待ってるよ」とポジティブな理由付けをすることで、子どもは安心して行動を変えることができます。

ノボル先生

ポジティブな理由づけはお子さんをハッピーにしますよ!

恐怖を与えて叱る

暗い部屋に閉じ込めたり、大声で威嚇したりする行為は、子どもの心に深い傷を残します。例えば、言うことを聞かないからといって「この部屋から出ないで」と脅すのではなく、「どうしてその行動をしたの?」と問いかけ、話し合いを通じて解決策を見つける努力をしましょう。恐怖よりも対話を重視することが、子どもの心を守りながら成長を促します。

閉じ込める、外に出す

感情的になって子どもを部屋に閉じ込めたり、外に出したりする行動は、子どもに孤独感や恐怖心を与えます。例えば、騒いでいる子どもを「もう外に出て行きなさい」と突き放す代わりに、「少し静かに考えようか」と一緒に時間を設けることで、子どもが自分の行動を振り返る機会を作ることができます。

ノボル先生

孤独感や恐怖感ほど辛いものはない・・

テレビ禁止にする

「言うことを聞かないならテレビは禁止!」と罰則を与えると、子どもは親に対して反感を抱くようになります。代わりに、テレビを見る前に宿題や片付けを終わらせるルールを作り、子ども自身が責任を持つように促しましょう。

たとえば、「宿題が終わったら好きな番組を一緒に見よう」と提案すれば、前向きな動機づけができます。

罰を与える

罰を与えることは一時的な効果しかなく、子どもは罰を避けるためだけに行動を変えるようになります。例えば、宿題をしなかった子どもに「今日はおやつなし!」と罰を与えるのではなく、「宿題を終わらせたら美味しいおやつを用意するね」と報酬型のアプローチに切り替えることで、子どもはポジティブな理由で行動を改善します。

ノボル先生

罰を与えることは一時的な効果しかありません!

言うことを聞かない子のママがやっているNG言動後半

次は、後半の10個を紹介しますね。

NG言動
  • 無視・放置する 
  • 「もう知らない!」
  • いつまでも引きずる
  • YouTubeで黙らせる
  • 「早くしなさい!」と駆り立てる
  • 「勉強しなさい」と命令・指示する
  • 「ゲームをやめなさい」と禁止する
  • 「お姉ちゃんだから/男の子のくせに」
  • 上の子をおざなり
  • 他人と比較する

無視・放置する

親に無視されることは子どもの心を激しく傷つけます。どんなに怒っていても、「聞いてもらえない」と感じてしまうと、子どもは暴力や露骨な行動で気を寄せようとします。

アクションプラン

無視はせず、理由をはっきりと伝える

無視はせず、「今は無理だから後で話そう」と期旨を伝えましょう。一瞬しか話せなくても、「聞いてるよ」というサインを出すことで、子どもは安心感を持つことができます。

「もう知らない!」

この言葉は親のいらだちと挙動を止めるための手段として出ることが多いですが、子どもにとっては「もう心配してもらえない」と受け取られることも。これが繰り返されると、子どもは親に顔色をうかがうようになり、自信を失う原因になりかねません。

アクションプラン

人格を否定しない

「今は怒ってるけど、好きだよ」とだけは伝えましょう。愛想は続いていることを言葉で伝えることで、子どもの心の安定になります。

いつまでも引きずる

過去の失敗をいつまでも持ち出して罰として使うと、子どもは「何をしても無駄」と自己否定感を抱くようになります。「前もこんなことしたよね」「またやったの?」と言われ続けると、子どもはやる気を失います。

アクションプラン

未来志向にさせる

失敗を持ち出す代わりに「今度はこうしよう」と、未来の解決策を考えさせましょう。子どもが自分で決める機会を与えることが、成長への道すじです。

YouTubeで黙らせる

グズったりぐずったりする子どもをYouTubeに見せて黙らせると、便利な手段となる一方、悪しい定着になりかねません。親と他の話題に興味を持つ機会を失うこともあります。

アクションプラン

親と子どもがともに納得したうえで予め見る時間を設定する

YouTubeを見る時間は予め決め、家族と一緒に楽しむほうがおすすめです。見終わったら感想を話し合うと、情報の取り入れ方にも講座が生まれます。

「早くしなさい!」と駆り立てる

「早くしなさい!」と急かし続けると、子どもは焦りやストレスを感じ、最終的に行動を後回しにするクセがついてしまいます。また、急かされることで失敗が増え、自信を失うことにもつながります。

アクションプラン

見通しが持てる声かけをする

「一緒にやろう」と声をかけることで、子どもは安心しながら行動できます。また、「あと5分で出発するよ」など、事前に時間の見通しを立てる習慣をつけるのも効果的です。

「ゲームをやめなさい」と禁止する

頭ごなしにゲームを禁止すると、子どもは隠れてやるようになったり、ゲームへの執着が強くなったりします。ルールを守ることよりも、「親に隠れる」ことを優先するようになる可能性があります。

アクションプラン

子ども自身に時間管理をさせてみる

「何時までに終わる?」と、子ども自身に時間管理をさせることで、ルールを守る習慣を身につけさせましょう。また、親子で一 緒にゲームを楽しむ時間を作ることで、コミュニケーションの機会を増やせます。

「お姉ちゃんだから/男の子のくせに」

性別や年齢を理由に期待を押し付けると、子どもは「ありのままの自分ではダメなのか」と感じるようになります。特に「お姉ちゃんだから我慢しなさい」「男の子のくせに泣かないで」などの言葉は、プレッシャーとなり、自己肯定感を下げる原因になります。

アクションプラン

具体的なな行動で伝える

「〇〇だから」ではなく、「こうするといいね」と具体的な行動を伝えましょう。子どもの気持ちを尊重しながらサポートすることで、無理なく成長を促せます。

上の子をおざなり

下の子に手がかかるあまり、上の子の気持ちを後回しにしてしまうと、上の子は「自分は大切にされていない」と感じるようになります。その結果、問題行動を起こしたり、親の関心を引こうとする行動が増えることも。

アクションプラン

短時間でも上の子だけの時間を確保する

短時間でも上の子だけの時間を作り、「あなたのことも大事に思っているよ」と伝えましょう。特別なことをしなくても、「一緒に本を読む」「話を聞く」など、小さな時間が大きな安心につながります。

他人と比較する

「〇〇ちゃんはできるのに」「お兄ちゃんはもっと早くできた」などと比べると、子どもは自信をなくし、やる気を失います。他の子と比較されることで、「自分はダメなんだ」と思い込んでしまうこともあります。

アクションプラン

前のあなたよりもできるようになったね!と声かけをする

過去の子ども自身と比較し、「前よりできるようになったね」と成長を認める言葉をかけましょう。子どもは「自分の努力を見てもらえている」と感じ、前向きに頑張る力が育まれます。

まとめ

いかがだったでしょうか。言うことを聞かない子への対処法が伝わりましたか??

NG言動
  • 頭ごなしに「ダメ!」と言う
  • 感情的に怒鳴る
  • 叩いて言うことを聞かせる
  • 何度も繰り返し怒る
  • 「捨てちゃうよ」
  • 「鬼・おばけがくるよ!」
  • 恐怖を与えて叱る
  • 閉じ込める、外に出す
  • テレビ禁止にする
  • 罰を与える
NG言動
  • 無視・放置する 
  • 「もう知らない!」
  • いつまでも引きずる
  • YouTubeで黙らせる
  • 「早くしなさい!」と駆り立てる
  • 「勉強しなさい」と命令・指示する
  • 「ゲームをやめなさい」と禁止する
  • 「お姉ちゃんだから/男の子のくせに」
  • 上の子をおざなり
  • 他人と比較する

この記事で紹介した20のNG言動は、日常の中で無意識にやってしまうことが多いものばかりです。しかし、少し言葉や行動を変えるだけで、子どもの心の安定につながり、大人も気持ちが楽になります。

「これならできる!」と思える小さな工夫を積み重ねていけば、子どもも大人も笑顔で過ごせる日々が増えていくでしょう。今日からできることを一つずつ取り入れ、子どもの成長を優しく支えていきましょう。

以上、「現役教師は知っている! 言うことを聞かない子のママがやっているNG言動20選」という話題でした。

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ABOUT ME
ノボル先生@共育×子育て×習いごと
\先生こそ自分らしく笑顔で働こう/子どもも大人も笑顔になる習い事を発信|共育=子どもも教師も成長がモットー|小学校教師11年目全学年担任経験。小中一貫校勤務経験|授業満足度毎年9割の授業づくり発信|2児の父親。育短(週に2日育休)1年間取得|時短家事コーディネーター|年間100冊読書|毎年フルマラソン完走|パパママの笑顔が最幸の子育て