定時で帰りたい。
でも実際はなかなか定時で帰ることができない先生が多いでしょう。
では、なぜ定時で帰ることができなのか。
児童が帰った後、定時間際で小学校の先生たちがやっていることを書き出してみると
- ・何をするか考えている
- ・他の先生と雑談・電話対応・来校者対応
- ・宿題チェックやノートチェック
- ・提出書類が出されているかチェック
- ・テストの採点と処理
- ・教材研究
- ・掲示物を貼っている
- ・保護者に電話や保護者対応
- ・会議の提案資料作成
ざっとこんなところでしょうか。言い方を変えれば、この作業を放課後にしなければ定時で帰ることができます。私も、新任から数年は定時退勤はできていませんでした。
ですが、下のような行動に切り替えてからは定時で帰ることができるようになりました。
こんにちは。ノボルです。教育、子育てを共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や仕事と家事の両立に悩むママパパさんの力になりたいと発信しています。
- 定時退勤したいけど、できない・・
- 仕事に追われて、もっと自分のための時間をつくりたい
- 仕事が早い先生になるための方法を教えて!
一般的には令和4年度の調査によると、小学校の先生が学校で仕事をする時間は1日平均11時間にのぼるそうです。
私ノボルは現役小学校教師11年目になります。これまで、1年生の担任から6年生の担任まで全学年担任を経験しています。「子どもと大人が笑顔になることが教育」だという信念のもと、向き合ってきました。10年以上の教師人生と我が家でも6歳の娘と2歳の息子を持つ父親です。失敗や挫折を繰り返し、ようやく子育てと仕事の両立ができるようになり、今では仕事も育児も楽しく、ごきげんにできるように。
この記事では、明日から即実践できる仕事が早い先生が意識している習慣について3つに絞って解説します。
この記事を読めば、仕事に追われ自分の思うように仕事がはかどらない先生が、定時退勤に近づくノウハウがわかります。また、巷にある書籍の情報はその書籍を手に取ったらわかります。書籍とは関係なしに、私が11年目の現役小学校教師ノボルの体験談をもとに解説するので、効果大の実証済みのものばかりです。
ノボルが父親として、そして10年以上教壇に立っている教師として培ってきた経験をこの記事に凝縮しました。「仕事が早い先生になりたい」と思っている人は最後まで読んでください。
仕事が早い先生になるための習慣術3選
デスクの上はいつも整頓された状態に!
仕事や学習を効率的かつ楽しく進めるためには、整頓されたデスクが欠かせません。整頓されたデスクは作業効率を向上させるだけでなく、子どもも大人も笑顔になる環境を作り出すことができます。その理由として、整頓されたデスクがもたらすメリットを考えてみましょう。
整頓されたデスクは効率性と心の豊かさを同時にもたらします。この良い習慣が身についた子どもたちは、学ぶことを楽しむことができ、同時に大人たちも笑顔に包まれる環境を築くことができるでしょう。整頓されたデスクがもたらすこれらのメリットを通じて、子どもも大人も笑顔あふれる学習空間を共有しましょう。
まず第一に挙げられるのは、業務効率の向上です。整頓されたデスクは必要な資料や文房具が簡単に見つかります。業務に必要な書類やツールが整然と配置されていることで、仕事の進捗がスムーズになり、時間の無駄を減らすことができます。
例えば、朝出勤したときにデスクにプリントが置かれている場合、回覧などの回す必要があるものはその場でパラっと読み、次へ回す。じっくり読まないといけないものは、真ん中引き出しに入れ退勤前に読む。など整理をしています。
一方、散らかった環境や整理のないスペースでは、欠けてしまった時間を取り戻すことが難しく、仕事や学習においてストレスを引き起こす原因となります。整然と整頓された環境は、モノを素早く見つけ、集中力を保ち、作業効率を向上させる鍵となります。モノの配置を工夫し、整理整頓の習慣を身につけることで、貴重な時間を有効活用できるようになります。これにより、職員はより効果的かつ生産的に業務に取り組むことができます。
整頓されたデスクはコミュニケーションの円滑化にもつながります。以前勤めた学校の校長先生は4月1日の学校方針説明の時に「先生方へお願いです。デスクに大量の本を並べると、先生同士のコミュニケーションが取りにくくなるので、並べるのは今日からやめましょう!」と話される校長先生もいました。私は「すばらしい!」と思い、そのことを校長先生と話したほど。同じ職場で働く仲間がお互いのデスクにアクセスしやすくなるため、情報の共有や連絡事項の伝達が迅速かつ円滑に行われます。これにより、チーム全体が協力しやすくなり、業務において連携力が向上します。
整頓されたデスクは職員の心理的な安定感にも。仕事の圧迫感やストレスは整理整頓された環境によって軽減され、職員は安心感を得ることができます。清潔で整ったデスクは作業環境においてポジティブな雰囲気を醸し出し、職員のモチベーションや創造性を向上させる要因となります。
整頓されたデスクを見ると、「この先生は、仕事に対する意識が高い」と私は感じますね。
また、整頓されたデスクはプロフェッショナリズムを表現する手段でもあります。来客者や他の部署のメンバーが職員室を訪れた際、整頓されたデスクは組織全体の信頼性や信用度を高めます。清潔感のある職員室は、外部からの印象を向上させ、プロフェッショナルな仕事への姿勢をアピールします。
総括すれば、職員室のデスクを整頓することは組織全体に多くの利益をもたらします。業務効率の向上、円滑なコミュニケーション、職員の心理的な安定感、プロフェッショナリズムの向上など、整頓されたデスクは組織の成果を育む大きな要素となります。組織全体の活力を高め、働く職員たちに快適な労働環境を提供するために、整頓されたデスクの習慣を大切にしましょう。
デスクの整頓は、あなたがいなくても「信用貯金」が貯まる効率的なものになりますね。
出勤2時間前には起床し、朝型で脳をリフレッシュ!
私は6歳の娘と3歳の息子をもつ父親です。仕事を終え家に帰ると、そこから仕事なんか到底できません。むしろ、子どもとの時間こそ真正面から向き合いたいと思っています。そのため、忙しい日常の中で、朝の時間を有効に使うことは仕事や学業において重要なポイントです。出勤や学校に向けて2時間前に起床し、朝型の生活習慣を身につけることは、脳をリフレッシュし、一日のスタートを切る上で大きなメリットがあります。早起きはまた、時間に余裕を生み出し、慌ただしい朝を避ける助けにもなります。穏やかな朝の時間は心の平穏をもたらし、リラックスした状態で一日を始めることができます。ノボルの生活スケジュールはというと・・
- 5時 起床
- 1階へ降りて、白湯を飲む。
- 5時5分 瞑想(竹脇まりなさんの瞑想5分動画を流しながら)
- 5時10分 読書
- 5時40分 朝ご飯の支度スタート
- 6時 朝ご飯開始
- 6時30分 朝ごはん食べ終わる。洗い物を食器洗い乾燥機へ。子どもの着替えや歯磨きをできる時はする。
- 7時 出勤
2人の子どもは、6時まで寝てくれたらいいのですが、5時台に起きてしまうと予定が狂う!(笑)
朝型の生活は脳を活性化させる効果があります。静かで穏やかな朝の時間を利用して、読書やリラックスした音楽の聴取、ストレッチなどを取り入れることで、脳をリフレッシュし、クリエイティブな思考を促進することができます。朝の時間帯は集中力が高まりやすいため、学習や創造的な活動に最適な状態と言えるでしょう。
朝型の生活は、デメリットが一つもないぐらい私の習慣に欠かせないものですね。
5分かからない仕事は、その場で即終わらせる!
時間の有効活用は仕事や学習において重要なスキルの一つです。そのなかでも、「5分かからない仕事は、その場で即終わらせる!」という原則は、生産性を向上させるための実践的で効果的なアプローチです。この習慣を取り入れることで、仕事の手詰まりやストレスを軽減し、効率的な日常を実現することができます。キーワードは【即断・即決】です!
5分かからない仕事には、その場で即断・即決を心がけましょう。例えば、簡単なメールの返信やファイリング、簡単な調査などがこれに該当します。これらの小さなタスクに迅速に対応することで、積み重なることなくスムーズに仕事を進めることができます。また、迅速な行動は周囲とのコミュニケーションをスムーズにし、信頼感を構築する助けにもなります。
5分かからない仕事をその場ですぐに片付けることで、積み重なるタスクのストレスを軽減できます。これらの小さな仕事が積み重なると、見えないところでストレスが蓄積され、全体のパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。すぐに対処することで、気持ちよく次のタスクに取り組むことができます。
一方で、5分以上かかると思われる仕事に関しては、TODOリストにメモしておくことが重要です。これにより、タスクの整理と優先順位付けがしやすくなります。また、TODOリストは未完了の仕事や将来の計画を管理するのに役立ち、忘れがちなタスクを把握しやすくなります。このアプローチは、大きなプロジェクトや長期的な目標に対しても有効です。
5分かからない仕事は即座に片付けることで、集中力を維持することが可能です。小さなタスクが積み重なると、それぞれに切り替えるたびに集中力が削がれ、効率的な作業が難しくなります。即終わらせることで、頭の中がクリアになり、次の大きなタスクに向けて準備が整います。
即断・即決で5分で終わる仕事をこなしていると、微妙なラインの仕事も生まれます。そんな時は、やっちゃいます!
誠意はスピード! 仕事ができる=仕事が早い
仕事ができるとは、単にスキルや知識があることだけではありません。それと同じくらい重要なのが、仕事を迅速にこなす「スピード」です。誠意をもって取り組むことは、仕事ができる人の共通の特徴であり、その中でもスピード感を持つことは、高いパフォーマンスを発揮する鍵となります。
誠意とは、真剣に、真心からくる姿勢のことです。この誠意をもって仕事に取り組むことが、スピード感を生む原動力となります。仕事に対する真剣な姿勢は、問題に早く気づき、素早い解決策を見つけ出す力に繋がります。誠意をもって仕事に向き合うことで、他者への影響力も高まり、信頼感を築くことができます。スピード感を持つことは、タイムマネジメントの向上につながります。仕事の優先順位を正確に見極め、効率的に進めることができる人は、同じ時間内で多くのタスクをこなすことが可能です。誠意をもって仕事に取り組む姿勢は、余計な手戻りを減少させ、効果的な時間活用を促進します。
スピードだけが目的ではなく、高い品質を保ちながらスピーディに仕事を進めることが求められます。誠意をもって取り組むことで、手際よく作業するだけでなく、クオリティを維持することができます。この両立こそが、仕事ができる人の真価を示す要素です。誠意をもち、仕事に対して真剣勝負の姿勢を持つことは、仕事ができる人としての基本です。
その中でスピード感を持つことは、高い生産性と効率性を生み出し、同時に信頼と評価を築く手段となります。誠意とスピード感を両立させ、柔軟かつ迅速に業務に取り組むことで、仕事ができる人としての成功が見込まれます。
教師という仕事は、終わりのない仕事です。想いがあればあるほど仕事にかかる時間は増えてしまいます。もちろん、その人が「好き」で働いているならいいのですが、もし周りの先生に合わせて働いているのであれば、自分をもっと大事にした方がいいと思います。そもそも仕事に終わりがないから、休むときはしっかり休んで、子どもと関わる方が授業中の生産性は上がります。子どもたちは、疲れている先生より、元気な先生といる時間を望んでいるから。
これらを意識することで、きっと、あなたの仕事効率は早くなるはずです。
全てが無理でも、まずは1つでよいので実践してみてください。
効果があったり、他にも実践していたりしていることがあればぜひコメントやXで教えてくださいね!
以上、「明日からできる!仕事が早い先生になるための習慣術3選!」の話題でした。
私ノボルは現役小学校教師をしながら、「子どもも大人も笑顔になる」をコンセプトに、仕事術や時短術を発信しています。提出物回収を最速で行う方法はコレ!
朝の時間に完結させておきたい、宿題チェックはコレ!
ほいじゃあね~👋