こんにちは。ノボルです。
教育、子育て、習い事を共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や仕事と家事に追われるママパパさんの力になりたいと発信しています。
さて今回は、「冬休み前に担任がやるべきこと」についてです。
2学期も終わりが近づいてきました。
運動会や音楽会などの行事、日々の授業、学級経営。気が付けば、あっという間に冬休みが見えてきたという先生も多いのではないでしょうか。
冬休み前に何をしておけばいいの?
通知表や個人懇談の準備が終わらない……ニャン!
そんな悩みを抱えている先生もいると思います。ノボルが心がけていることを教えますね!
私は小学校教師として12年間勤務し、現在は学年代表として新任の先生と一緒に学級経営をしています。
そんな私が大切にしているのは、2学期の最後を、ただ慌ただしく終わらせないことです。
冬休み前は、教師にとって仕事が集中する時期です。
しかし、教師の仕事を終わらせることだけが目的になってしまうと、子どもたちの成長を振り返る時間がなくなってしまいます。
2学期にできるようになったことを認め、冬休みを楽しみにし、3学期への期待をもって終える。
そのために、担任がやっておきたいことを10個にまとめました。
私は小学校教師として、これまで全学年の担任を経験してきました。
現在は学年代表として、若手の先生と一緒に仕事をしています。
10年以上教壇に立ち、学年代表として若手教師と関わってきたノボルだからこそお伝えできることを紹介しています。
子どもも大人も笑顔に。
ボクがこうして情報を発信しているのは、子どもも大人も笑顔である生活をたくさんの先生にしてほしいからです。
まずは、ノボルの自己紹介から!
- 『大人も子どもも笑顔になる』がモットー
- 現役小学校教師11年目。1~6年全学年担任経験あり
- Q-Uによる学級満足度90%越え
- 教育、ビジネス、自己啓発などを中心に年間100冊以上の書籍を読破
- 義務教育学校経験。小学校に所属しながら中1社会を担当経験
- 学年主任の経験
- 学級担任に加え、人権主担・生活指導部長・道徳推進教師など複数の校務分掌を掛け持ち
- 病休経験→働き方を見つめマインドを整え小学校教員として復活
- 娘と息子をもつ2児の父親『行動で示すカッコイイ父ちゃん』が目標
- 1年間の育短(週に3日勤務、2日を育休)経験
- 仕事と家事の両立をめざし、時短家事コーディネーター資格取得
- 30歳を機に、フルマラソン挑戦。以降、毎年フルマラソン参加。
2学期最後の学級経営で担任がやるべきこと10選
① 冬休みの宿題を選定する
冬休みの宿題は、何を出すかを早めに決めておきましょう。
冬休みは夏休みと比べて期間が短く、年末年始の行事もあります。
そのため、夏休みと同じ感覚で宿題を出すと、子どもたちにとって負担が大きくなることがあります。
私が意識しているのは、「量を出すこと」よりも「何を身につけてほしいか」を考えることです。
例えば、次のような内容です。
- 漢字や計算など、2学期の学習内容の復習(冊子でもプリントでも可)
- 読書
- 家庭で取り組めるお手伝い
- 冬休みの思い出や体験の記録
もちろん、宿題の内容は学年や学校の方針によって異なります。
大切なのは、何となく例年通りに出すのではなく、子どもたちの実態に合わせて選ぶことです。
また、宿題を出すだけでなく、提出方法や提出日、丸付けの有無なども確認しておきましょう。
新任の先生と学年を組んでいると、宿題の内容や量を学年でそろえることの大切さも感じます。
学年で確認する時間をつくり、子どもたちが安心して冬休みに入れるようにしたいですね。
一気に考えるのではなく、少しずつ作成していくことがポイント!
② 個人懇談の準備をする
個人懇談は、子どもの成長を保護者と共有する大切な機会です。
だからこそ、事前準備を丁寧にしておきましょう。
私が意識しているのは、「何を伝えるか」だけでなく「保護者の話を何を聞くか」も考えておくことです。
個人懇談で確認しておきたいことは、次の通りです。
- 2学期に成長したこと
- 学習面で頑張っていること
- 生活面で成長したこと
- 友達との関わり
- 今後、学校で支援していきたいこと
- 家庭での様子や保護者が気になっていること
ここで大切なのは、できなかったことばかりを伝えないことです。
例えば、
「授業中に集中できないことがあります。」
だけで終わるのではなく、
「以前よりも話を聞ける時間が増えてきました。今後は、最後まで集中して取り組めるように支援していきたいです。」
というように、成長した事実と今後の見通しをセットで伝えます。
また、懇談の時間には限りがあります。
一人一人の子どもについて、伝えたいことを事前に整理しておくと、当日も落ち着いて話すことができます。
個人懇談は、教師が一方的に話す時間ではありません。
学校と家庭が子どもの成長を一緒に考える時間です。
保護者の話を聞く余白も大切にしたいですね。
関連:懇談会の準備や進め方については、こちらの記事も参考にしてください。
③ 通知表の準備をする
2学期の終わりに向けて、通知表の準備も進めていきましょう。
通知表は、子どもたちの2学期の頑張りを伝える大切なものです。
しかし、通知表の作成は時間がかかります。
特に所見を書く場合は、一人一人の子どもの姿を思い出しながら文章にする必要があります。
だからこそ、直前にまとめて取り組むのではなく、早めに準備を始めることが大切です。
私がおすすめするのは、一度に全部やろうとしないことです。
例えば、次のように細かく分けて進めます。
- 教科の評価を確認する
- 道徳や総合的な学習の時間の記録を整理する
- 所見に使える子どもの具体的な姿を集める
- 所見を少しずつ書き進める
- 入力内容や誤字脱字を確認する
- 校内の確認手順に沿って仕上げる
所見については、子どもの具体的な姿を思い出せるかどうかが大切です。
「頑張りました。」
だけではなく、
「どんな場面で、何を頑張ったのか」
を言葉にできるようにしておきましょう。
私は、日頃から子どもの姿をメモしておくことを大切にしています。
記録があれば、通知表を書くときにも役立ちます。
通知表の所見を書くコツや、年度末の仕事の進め方については、こちらの記事も参考にしてください。
④ 冬休みにやりたいことLISTを作成する
冬休みにやりたいことLISTを作成しましょう。
ただし、これは子どもたちのためではありません。
教師自身が、自分の人生を楽しむためのLISTです。
教師は、どうしても仕事中心の生活になりがちです。
授業の準備、学級経営、通知表、保護者対応。毎日、目の前の仕事に追われていると、気が付けば自分の時間がなくなっていることもあります。
だからこそ、長期休みを迎える前に考えてほしいのです。
「自分は、この冬休みに何をしたいのか?」
例えば、こんなことです。
- 読みたかった本を3冊読む
- 家族と行ったことのない場所へ出かける
- 普段は作らない料理に挑戦する
- 映画や美術館で新しい価値観に触れる
- 友人とゆっくり話す
- 自然の中で体を動かす
- これからの人生についてじっくり考える
- 新しい趣味に挑戦する
- 何もしない時間をつくる
もちろん、仕事のことを一切考えるなという話ではありません。
教師として学び続けることも大切です。
しかし、教師としての成長だけが人生ではありません。
家族と過ごす時間も、自分の好きなことに夢中になる時間も、新しい経験をする時間も、すべて自分を豊かにしてくれます。
私は、教師だけで人生を埋めないことを大切にしています。
長期休みは、仕事から離れて、自分自身の人間力を磨くチャンスです。
本を読む。人と会う。旅をする。体を動かす。新しいことに挑戦する。
そうした経験が、教師としての引き出しを増やし、子どもたちに伝えられる言葉を豊かにしてくれると考えています。
教師として成長する。でも、教師だけで人生を埋めない。
冬休みが終わったとき、「仕事を頑張った」だけでなく、「自分の人生も楽しめた」と思える時間にしたいですね。
周りの先生と差をつけるのは、こういった長期休みの過ごし方と朝の過ごし方です!
⑤ 2学期の学習内容に漏れがないか確認する
2学期の最後に、必ず確認しておきたいのが学習内容です。
行事が多い2学期は、授業の進度が予定通りに進まないこともあります。
気が付けば、
「この単元、最後まで終わっていなかった!」
ということも。
だからこそ、冬休みに入る前に、教科書や年間指導計画を確認しておきましょう。
確認したいことは、次の通りです。
- 教科書の学習内容が終わっているか
- 必要な単元のまとめや復習ができているか
- テストや評価が未実施になっていないか
- 提出物や作品の確認が終わっているか
- 3学期に持ち越す内容が整理されているか
特に気を付けたいのは、授業を進めることだけを優先しないことです。
学習内容を終わらせることは大切ですが、子どもたちが理解できているかも確認する必要があります。
もし、十分に定着していない内容があれば、3学期に復習する計画を立てておきましょう。
また、学年で進度に差がある場合は、早めに相談しておくことも大切です。
学年代表として新任の先生と仕事をしていて感じるのは、一人で抱え込まず、学年で確認することが仕事をスムーズに進めるコツだということです。
「終わったかどうか」だけでなく、「子どもたちに何が身に付いたか」まで確認しておきたいですね。
⑥ キャリア・パスポートを書かせているか確認する
キャリア・パスポートの記入も忘れずに確認しておきましょう。
キャリア・パスポートは、子どもたちが自分の学習や生活を振り返り、これからの自分について考えるための大切な記録です。
学校や自治体の運用に沿って、必要な時期に記入できているか確認します。
例えば、次のようなことを振り返らせます。
- 2学期に頑張ったこと
- できるようになったこと
- 友達と協力できたこと
- 新しく挑戦したこと
- 3学期に頑張りたいこと
ここで意識したいのは、立派な文章を書かせることではありません。
自分の成長に気付くことです。
子どもたちは、毎日少しずつ成長しています。
でも、自分ではその成長に気付いていないこともあります。
だからこそ、教師が振り返る機会をつくることが大切です。
「4月の自分と比べて、何ができるようになった?」
「2学期に一番頑張ったことは何?」
「友達との関わりで変わったことはある?」
このような問いかけを通して、自分自身の成長を言葉にできるようにします。
キャリア・パスポートは、書いて終わりではありません。
3学期や次の学年につながる記録として、大切に扱いたいですね。
⑦ 2学期の振り返りを子どもに書かせる
私は、2学期の最後に子どもたち自身が振り返る時間をつくることを大切にしています。
教師が「みんな、よく頑張りました」と伝えるだけでは、子ども自身が自分の成長に気付けないこともあります。
だからこそ、自分の言葉で振り返らせます。
例えば、次のような項目を用意します。
2学期の振り返り
- 2学期に頑張ったこと
- できるようになったこと
- 友達にしてもらってうれしかったこと
- 友達のためにできたこと
- 3学期に頑張りたいこと
ポイントは、できなかったことだけを書かせないことです。
「できなかったこと」よりも「できるようになったこと」に目を向けさせたいですね。
そして、ここで書かせた振り返りは、個人懇談でも活用できます。
子どもが自分で書いた言葉をもとに話をすると、教師が一方的に伝えるだけの懇談になりません。
例えば、子どもが「友達に自分から声をかけられるようになった」と書いていたら、
「実際に、こんな場面でも声をかけていましたよ。」
と具体的な姿を付け加えることができます。
子どもの自己評価と教師が見てきた姿をつなげることで、成長をより具体的に伝えられます。
子どもの言葉には、教師が気付いていなかった成長が隠れていることもあります。
ぜひ、振り返りを個人懇談にも生かしてみてください。
⑧ 係活動や当番活動を振り返る
2学期を通して取り組んできた係活動や当番活動も、最後に振り返る時間をつくりましょう。
係活動は、子どもたちが自分たちの学級をよりよくするための活動です。
しかし、活動を続けているうちに、いつの間にか形だけになってしまうこともあります。
そこで、冬休み前に次のことを振り返ります。
- 係として頑張ったこと
- 友達のためにできたこと
- みんなに喜んでもらえたこと
- うまくいかなかったこと
- 3学期に挑戦したいこと
例えば、掲示係なら「教室を明るくする掲示ができた」、遊び係なら「みんなが楽しめる遊びを考えた」など、具体的な成果を見つけます。
ここで大切なのは、活動の結果だけで判断しないことです。
大きなイベントを成功させた係だけが素晴らしいわけではありません。
毎日、黒板をきれいにした係。
友達が困っているときに声をかけた係。
みんなが気持ちよく過ごせるように工夫した係。
そんな小さな積み重ねも、しっかり認めてあげたいですね。
3学期に係活動を続ける場合は、改善したいことを一つ考えさせるのもおすすめです。
係活動のつくり方や、子どもが主体的に動くための工夫については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
⑨ 子ども一人一人の気になる様子を確認する
2学期の最後だからこそ、子ども一人一人の様子を改めて確認しておきましょう。
毎日一緒に過ごしていると、子どもの変化を見逃してしまうことがあります。
特に、友達関係や学習面、生活面で気になることがないかを確認しておきたいところです。
例えば、
- 友達とのトラブルが続いていないか
- 一人で過ごすことが増えていないか
- 学習面で困っていることはないか
- 表情や言動に変化はないか
- 保護者と共有しておくべきことはないか
冬休みは、子どもたちと学校で会えない期間です。
だからといって、すべての問題を冬休み前に解決できるわけではありません。
大切なのは、気になることをそのままにしないことです。
必要に応じて、学年の先生や管理職、養護教諭などと情報を共有し、学校として対応を考えます。
また、個人懇談で保護者と共有する内容があれば、事実を整理しておきましょう。
ここで気を付けたいのは、教師の思い込みで子どもの姿を決めつけないことです。
「いつもこうだから」ではなく、「最近、こんな場面があった」という具体的な事実を大切にします。
子どもたちが安心して冬休みに入れるように、最後まで丁寧に見ていきたいですね。
⑩ 3学期につながる教室づくりをする
最後に、3学期につながる準備をしておきましょう。
冬休みが終われば、すぐに3学期が始まります。
子どもたちにとって、3学期は次の学年へ向かう大切な時期です。
だからこそ、冬休み前に少しだけ先を見通す時間をつくっておきます。
例えば、
- 3学期に頑張りたいことを一つ決める
- 学級目標を振り返る
- 3学期に楽しみにしていることを話す
- 教室の掲示物や作品を整理する
- 冬休み明けに必要な準備を確認する
ここで意識したいのは、3学期の目標をたくさん決めさせないことです。
私は、子どもたちにも「一つだけ」を大切にしてほしいと思っています。
「友達に優しくする」
「授業で一回は自分の考えを発表する」
「忘れ物を減らす」
どんな小さな目標でも構いません。
自分で決めた一つの目標が、3学期の行動につながります。
そして、教師自身も3学期の学級経営で大切にしたいことを一つ決めておきましょう。
すべてを変えようとする必要はありません。
2学期にうまくいったことは続ける。
うまくいかなかったことは、改善する。
それだけでも、3学期の学級経営は変わります。
2学期の終わりは、3学期の始まりでもあります。
冬休み明けに子どもたちが安心して教室に戻ってこられるように、少し先を見通して準備しておきましょう。
2学期の学級開きや、子どもたちを迎える準備については、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ|2学期の最後こそ、教師も自分の人生を大切にしよう

ここまで、冬休み前に担任がやるべきことを10個紹介しました。
改めて整理します。
- 冬休みの宿題を選定する
- 個人懇談の準備をする
- 通知表の準備をする
- 冬休みにやりたいことLISTを作成する
- 2学期の学習内容に漏れがないか確認する
- キャリア・パスポートを書かせているか確認する
- 2学期の振り返りを子どもに書かせる
- 係活動や当番活動を振り返る
- 子ども一人一人の気になる様子を確認する
- 3学期につながる教室づくりをする
冬休み前は、教師にとって本当に忙しい時期です。
通知表、懇談、宿題、学習の進度確認。
やるべきことを挙げれば、きりがありません。
2学期最後の学級経営で大切なのは、やるべき仕事を終わらせることだけではありません。
子どもたちの成長を認め、保護者と共有し、3学期につなげる。そして、教師自身も2学期を振り返り、自分の時間を大切にすることです。
忙しいときほど、目の前の仕事だけで一日が終わってしまいます。だからこそ、優先順位を決め、学年で協力し、一つずつ進めていきましょう。
そして、冬休みは教師自身が人間力を磨く時間にしてほしいと思います。本を読む。家族と過ごす。走る。旅をする。新しいことに挑戦する。
教師として成長する。でも、教師だけで人生を埋めない。
先生が人生を楽しんでいるからこそ、子どもたちにも人生の楽しさを伝えられるはずです。
2学期の最後は、子どもも大人も笑顔で締めくくりましょう。
「よし、行こう!」
以上、「2学期最後の学級経営10選|冬休み前に担任がやるべきこと」という話題でした。
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