こんにちは。ノボルです。
教育、子育て、習い事を共育=「大人も子どもも笑顔になる」と捉えて、頑張っている若手先生や仕事と家事に追われるママパパさんの力になりたいと発信しています。
さて今回は、「係活動」についてです。
「係活動、毎年同じになってしまう…」
「子どもが全然動いてくれない。」
「結局、先生が全部やっている。」
そんな悩みを感じたことはありませんか。
私自身、小学校教師として12年間、1年生から6年生まで全ての学年を担任してきました。
現在は学年主任として22歳の新任の先生と一緒に学年経営をしています。
係活動は、子どもに仕事を任せる時間ではありません。
子どもが「自分の居場所」を見つける時間です。
係活動がうまく機能すると、
・教室に笑顔が増える
・友達との関わりが増える
・子どもが自分から動き始める
という変化が少しずつ生まれます。
一方で、
係の数を増やしただけでは、子どもは主体的には動きません。
大切なのは、
「どんな係を作るか」ではなく、「どんな教室を作りたいか」です。
この記事では、
・係活動を成功させる考え方
・低学年・中学年・高学年別の係活動アイデア30選
・子どもが主体的に動くコツ
・係活動で失敗しないポイント
を現役小学校教師の経験をもとに詳しく紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
10年以上教壇に立ち、学年代表として若手教師と関わってきたノボルだからこそお伝えできることを紹介しています。
子どもも大人も笑顔に。
ボクがこうして情報を発信しているのは、子どもも大人も笑顔である生活をたくさんの先生にしてほしいからです。
まずは、ノボルの自己紹介から!
- 『大人も子どもも笑顔になる』がモットー
- 現役小学校教師11年目。1~6年全学年担任経験あり
- Q-Uによる学級満足度90%越え
- 教育、ビジネス、自己啓発などを中心に年間100冊以上の書籍を読破
- 義務教育学校経験。小学校に所属しながら中1社会を担当経験
- 学年主任の経験
- 学級担任に加え、人権主担・生活指導部長・道徳推進教師など複数の校務分掌を掛け持ち
- 病休経験→働き方を見つめマインドを整え小学校教員として復活
- 娘と息子をもつ2児の父親『行動で示すカッコイイ父ちゃん』が目標
- 1年間の育短(週に3日勤務、2日を育休)経験
- 仕事と家事の両立をめざし、時短家事コーディネーター資格取得
- 30歳を機に、フルマラソン挑戦。以降、毎年フルマラソン参加。
小学校の係活動とは?当番活動との違い

「係活動」と「当番活動」。
似ているようで、実は目的が大きく異なります。
この違いを理解しているだけで、係活動は大きく変わります。
当番活動は「学校生活を支える仕事」
当番活動は、
教室生活を維持するために必要な仕事です。
例えば、
・日直
・給食当番
・掃除当番
・黒板当番
などがあります。
誰かが必ず行わなければならない仕事であり、
全員が順番に担当することが一般的です。
つまり、
学校生活を支えるための役割
と言えるでしょう。
係活動は「学級をもっと楽しくする活動」
一方、
係活動は少し考え方が違います。
係活動は、
学級をより良くするために、自分たちで考えて行動する活動
です。
例えば、
・お楽しみ係
・クイズ係
・図書係
・新聞係
などがあります。
子ども自身が、
「こんなことをしたらクラスがもっと楽しくなる。」
と考え、
友達のために活動することが目的です。
だからこそ、
先生が細かく指示するより、
子どもたちが考える時間を大切にしたい活動でもあります。
係活動は「主体性」を育てる絶好の機会
近年の教育では、
「主体的に学ぶ子ども」
が大切にされています。
係活動は、
まさに主体性を育てる場です。
・自分で考える
・友達と相談する
・計画を立てる
・実際に行動する
・振り返る
この流れを毎日の学校生活の中で経験できます。
だから私は、
係活動を
「小さな学級経営」
だと考えています。
係活動がうまくいくクラスに共通する3つの特徴

同じ係活動を取り入れても、
子どもが主体的に動くクラスと、
全く動かないクラスがあります。
その違いは、
係の種類ではありません。
学級づくりにあります。
ここでは、私が12年間の担任経験の中で感じた、
係活動がうまくいくクラスの共通点を3つ紹介します。
① 「先生が決める」より「子どもと考える」
係活動が続くクラスほど、
先生が最初から全部決めません。
例えば、
「どんな係があったら楽しいかな?」
「みんなが笑顔になる係って何だろう?」
と子どもに問いかけます。
すると、
子どもたちから驚くようなアイデアが出てきます。
自分たちで考えた係だからこそ、
責任感も生まれます。
② 活動する時間を最初から決めている
係活動は、
忙しい毎日の中では後回しになりがちです。
そのため、
週に一度でもよいので、
係活動の時間をあらかじめ予定に入れておくことをおすすめします。
例えば、
金曜日の帰りの会の10分間。
この時間だけでも、
子どもたちは話し合い、
準備を進められます。
「活動する時間」があることで、
係活動は自然と続いていきます。
③ 一番大切なのは「成功体験」
係活動で大切なのは、
立派なイベントを行うことではありません。
例えば、
クイズ係が一問クイズを出した。
掲示係が一枚ポスターを作った。
新聞係が一枚の記事を書いた。
その小さな成功を、
先生が認めることです。
私は、
活動が終わるたびに、
「みんなが笑顔になったね。」
「ありがとう。」
と必ず声をかけています。
この積み重ねが、
「またやってみたい。」
という気持ちにつながります。
だからこそ、
係活動は、
完璧を目指すより、小さな成功を積み重ねることが何より大切なのです。
| 学年 | おすすめの係活動 |
|---|---|
| 低学年 | おえかき係・えがお係・本しょうかい係など |
| 中学年 | 新聞係・イベント係・レクリエーション係など |
| 高学年 | 学級新聞係・SDGs係・ボランティア係など |
低学年(1~2年生)におすすめの係活動アイデア10選
低学年では、「難しい仕事」を任せるよりも、
「できた!」「役に立てた!」という成功体験を積み重ねることが大切です。
活動は短時間で終わるものや、友達が喜ぶものを中心にすると、子どもたちは意欲的に取り組めます。
① おえかき係
休み時間や季節に合わせたイラストを描いて、教室を明るくします。
子どもたちは絵を描くことが大好きです。
完成した作品を掲示すると、「次は私も描きたい!」という声も増えます。
② クイズ係
朝の会や帰りの会で、一日一問クイズを出します。
動物クイズや学校クイズなど、内容は簡単で十分です。
クラス全員が参加できるため、教室に笑顔が増えます。
③ えがお係
「ありがとう」を見付けたり、友達のよいところを紹介したりする係です。
例えば、
「今日は〇〇さんが掃除を頑張っていました。」
と紹介するだけでも、温かい雰囲気が生まれます。
④ 本しょうかい係
図書室で借りた本や、おすすめの絵本を紹介します。
読書活動にもつながる人気の係です。
紹介カードを作る活動もおすすめです。
⑤ おたのしみ係
レクリエーションやゲームを考える係です。
じゃんけん大会や○×クイズなど、短時間で楽しめる活動を準備します。
「今日は何をするのかな。」
と楽しみにする子どもも増えます。
⑥ てつだい係
困っている友達や先生のお手伝いをします。
プリント配りや教室整理など、小さな仕事でも十分です。
「ありがとう」と言われる経験が、自己肯定感につながります。
⑦ おんがく係
朝や帰りの音楽を選んだり、季節の歌を紹介したりします。
音楽が好きな子どもが活躍できる係です。
⑧ しょくぶつ係
花や野菜への水やりを担当します。
植物の成長を記録する活動を加えると、理科への興味も育ちます。
あいさつ係
朝のあいさつ運動をしたり、「今日のあいさつ名人」を紹介したりします。
元気な教室づくりにつながる係です。
⑩ きれい係
ロッカーや本棚などを整えます。
掃除当番とは違い、
「もっと使いやすくする」
ことを考える係にすると主体性が育ちます。
中学年(3~4年生)におすすめの係活動アイデア10選
中学年になると、
子どもたちは自分たちで話し合いながら活動できるようになります。
そのため、
「イベントを企画する」
「情報を発信する」
など、少しレベルアップした係活動がおすすめです。
⑪ 新聞係
学校や学級の出来事を新聞にまとめます。
運動会や遠足、学級イベントなどを記事にすると、思い出も残ります。
文章を書く力も育ちます。
⑫ インタビュー係
先生や友達にインタビューをして紹介します。
「好きな教科」
「将来の夢」
などテーマを決めると、友達同士の理解も深まります。
⑬ レクリエーション係
クラス遊びを企画・運営します。
雨の日の室内遊びなども考えられるようになると、主体性がさらに育ちます。
⑭ 誕生日係
誕生日カードを書いたり、お祝いメッセージを紹介したりします。
「大切にされている」
と感じられる温かい学級づくりにつながります。
⑮ 放送係
昼休みや帰りの会で、お知らせやクイズを放送します。
話す力や伝える力も育てられます。
⑯ イベント係
季節ごとのイベントを企画します。
七夕やハロウィン、クリスマスなど、子どもたちが主体となって教室を盛り上げられます。
⑰ スポーツ係
休み時間の遊びを企画したり、簡単な運動イベントを考えたりします。
体を動かすことが好きな子どもが活躍できます。
⑱ マジック係
簡単なマジックや手品を練習し、みんなに披露します。
発表する楽しさや、努力する経験にもつながります。
⑲ なぞなぞ係
毎週なぞなぞやひらめき問題を紹介します。
考えることが好きな子どもに人気の係です。
教室の会話も自然と増えていきます。
⑳ SDGs・エコ係
電気の消し忘れをチェックしたり、リサイクル活動を呼びかけたりします。
社会科や総合的な学習とも関連づけやすい係活動です。
学年主任として感じること

22歳の新任の先生から、
「係活動って、どんな係を作ればいいですか?」
と相談を受けたことがあります。
私はその時、
「係を考える前に、どんな教室にしたいかを考えてみよう。」
と伝えました。
係活動は、仕事を分担するためのものではありません。
子どもたち一人一人が、
「自分もクラスの役に立っている。」
と感じられる居場所づくりです。
だから私は、
たくさんの係を作ることよりも、
一つ一つの係が、誰かを笑顔にできる活動になっているかを大切にしています。
高学年(5~6年生)におすすめの係活動アイデア10選
高学年では、「先生から任された仕事」ではなく、「自分たちで学級をより良くする活動」であることを意識した係活動がおすすめです。
企画・運営・改善まで子どもたち自身が考えられるようになると、係活動は学級経営の大きな力になります。
㉑ 学級新聞係
学校や学級で起こった出来事を新聞にまとめて紹介する係です。
運動会や校外学習、委員会活動などを記事にすることで、文章を書く力だけでなく、「伝える力」も育ちます。
写真やイラストを取り入れるなど、子ども同士で工夫しながら活動できる人気の係です。
㉒ イベント企画係
季節のイベントや学級レクリエーションを企画する係です。
例えば、
・七夕イベント
・読書週間
・クリスマス会
・学級お楽しみ会
などがあります。
「みんなが楽しめるにはどうしたらよいか。」
を考える経験が、協働する力を育てます。
㉓ クイズ・謎解き係
昼休みや帰りの会でクイズ大会を企画します。
時事問題や学校クイズ、先生クイズなど、友達が楽しめる内容を考えることで、発想力や創造力も育ちます。
㉔ 図書・読書係
おすすめの本を紹介したり、読書イベントを企画したりする係です。
「今月のおすすめ本」
「先生にインタビュー」
などを掲示すると、読書への興味も高まります。
㉕ SDGs・環境係
節電やリサイクル活動、教室の環境づくりを担当します。
社会科や総合的な学習とも関連づけやすく、高学年らしい係活動になります。
㉖ 放送・アナウンス係
昼の放送や帰りの会の司会などを担当します。
友達に分かりやすく伝える経験は、自信にもつながります。
㉗ スポーツ係
休み時間の遊びやミニ運動イベントを企画します。
「みんなで体を動かそう。」
という呼びかけを通して、教室全体を明るくすることができます。
㉘ 掲示・デザイン係
季節に合わせた掲示物や教室の装飾を担当します。
子どもたちが考えた掲示物が増えると、「自分たちの教室」という意識も高まります。
㉙ ボランティア係
困っている友達を助けたり、教室で気付いたことを自主的に行動したりする係です。
「誰かのために動く」
という経験は、思いやりのある学級づくりにつながります。
㉚ ハッピー係
友達のよいところを紹介したり、「ありがとうカード」を届けたりする係です。
「〇〇さんが助けてくれました。」
「今日は〇〇さんが掃除を頑張っていました。」
そんな温かい言葉が増える教室は、自然と安心できる雰囲気になります。
私は、高学年だからこそ「人を笑顔にする係」が一つあると、学級がさらに落ち着くと感じています。
係活動を成功させる5つのコツ

係活動は、「係を作れば自然に動く」というものではありません。
私自身、12年間担任をしてきて感じるのは、先生の関わり方がとても大切だということです。
ここでは、私が意識している5つのポイントを紹介します。
① 子どもが「選ぶ」時間を大切にする
「先生が決めた係」よりも、
「自分で選んだ係」
の方が、責任感は大きくなります。
子どもたちに、
「どんな係があったらクラスがもっと楽しくなるかな?」
と問いかける時間をつくるだけでも、主体性は大きく変わります。
② 活動する時間を予定に入れる
係活動は忙しい毎日の中では後回しになりがちです。
私は、週に一度でも
「係活動タイム」
を予定に入れることをおすすめします。
時間を保障することで、子どもたちは安心して活動できます。
③ 小さな成功を認める
係活動は、大きなイベントを成功させることだけが目的ではありません。
クイズを一問出した。
掲示物を一枚作った。
友達にありがとうと言われた。
そんな小さな成功を先生が認めることで、
「またやってみたい。」
という気持ちにつながります。
④ 活動を見える化する
活動内容を掲示したり、写真で紹介したりすると、
「頑張っているね。」
という声が自然と増えます。
見える化は、子どもたちのやる気を引き出す大切な工夫です。
⑤ 完璧を求めない
係活動は失敗しても大丈夫です。
むしろ、
「どうすればもっとよくなるかな?」
と考えることが学びになります。
先生が全部助けるのではなく、少し待つことも大切です。
係活動でやってはいけない3つのこと
① 係を作りすぎる
係が多すぎると、一人一人の役割が曖昧になります。
「一人一役」よりも、「一つの係でみんなが協力する」方が活動は続きやすくなります。
② 先生が全部決める
活動内容まで先生が決めてしまうと、子どもは「やらされる係」と感じてしまいます。
子どもたちが考える余白を残すことが大切です。
③ 活動したことを振り返らない
活動が終わったら、
「今日うれしかったこと」
「次はこうしたいこと」
を話し合う時間をつくりましょう。
振り返りを続けることで、係活動はどんどん成長していきます。
学年主任として22歳の先生に伝えていること
22歳の新任の先生から、
「係活動って、どんな係を作ればいいですか?」
と相談されることがあります。
私は、そのたびにこう伝えています。
「係を考える前に、どんな教室にしたいかを考えてみよう。」
係活動は、仕事を分担するためのものではありません。
子ども一人一人が、
「自分もこのクラスの役に立っている。」
と感じられる居場所づくりです。
だから私は、
たくさんの係を作ることよりも、
一つ一つの係が、誰かを笑顔にする活動になっているか
を大切にしています。
子どもたちは、自分の活動で友達が喜んでくれた経験を通して、大きく成長していきます。
その成長を支えるのが、係活動の本当の価値だと私は感じています。
よくある質問(FAQ)
係活動と当番活動の違いは何ですか?
当番活動は、給食当番や掃除当番のように学校生活を支えるために必要な仕事です。
一方、係活動は「学級をもっと楽しく、より良くするための活動」です。
子どもたちが自分で考え、企画し、友達のために行動することが大きな違いです。
係活動はいくつ作るのがおすすめですか?
学級の人数にもよりますが、5~8個程度がおすすめです。
係が多すぎると、一人一人の活動が少なくなり、形だけの係になってしまいます。
「一つの係で協力する」くらいが、活動しやすい学級になります。
係活動はいつ決めるとよいですか?
年度初めだけでなく、2学期の始まりもおすすめです。
夏休み明けは、子どもたちが新しい気持ちでスタートできます。
学級目標や学級ルールと合わせて見直すことで、より主体的な活動につながります。
活動しない係が出てきたらどうすればいいですか?
「活動していない」と注意する前に、
「どんな活動ならみんなが喜ぶかな?」
と問いかけてみてください。
子どもたち自身が考え始めると、係活動は少しずつ動き出します。
先生が答えを与えるより、一緒に考える姿勢が大切です。
まとめ

係活動は、仕事を分担するためのものではありません。
子どもたちが「自分も学級の一員なんだ」と実感できる大切な活動です。
私自身、12年間の担任経験の中で感じているのは、
係活動がうまくいく学級ほど、
・子ども同士で声を掛け合う
・「ありがとう」が増える
・先生が指示しなくても動ける
という姿が見られることです。
だからこそ、たくさんの係を作る必要はありません。
「この係なら、みんなが笑顔になる。」
そんな係を一つずつ育てていくことが、主体的な学級づくりにつながります。
ぜひ、この記事で紹介した30個のアイデアを参考に、子どもたちと一緒に「自分たちらしい係活動」を考えてみてください。
以上、「【2026年版】小学校の係活動アイデア30選|子どもが主体的に動く係活動の作り方」の話題でした。
X(旧ツイッター)(@noboru_kosodate)では現役小学校教師が仕事や家事の時短になるアイディアを毎日発信しています!
ぜひフォローもよろしくお願いします!
この記事を読んで、
- 素晴らしい記事だと思った人
- 理想的だなと思った人
- こんなん無理だろと思った人
- 初めて聞いた!と思った人
- 仕事や家事をとにかく時短したい!と思っている人
- 定時に帰りたいと思っている人
Twitterで感想をシェアしてもらえると嬉しいです!!
おすすめ記事はこちら
係活動と合わせて学級づくりを考えたい先生は、こちらの記事もおすすめです。
学級経営をさらに学びたい先生へ
私自身、学年主任として若手の先生と一緒に学級づくりを考える中で、
「もっと早く読んでおけばよかった。」
と感じた本が何冊もあります。
係活動だけでなく、学級づくり全体を学びたい先生は、自分に合った一冊を手元に置いておくのもおすすめです。






